症状ブログ
子犬の歯科検診のすすめ
当院では「生後5ヶ月齢」での歯科検診を推奨しています。
人間は5−6年間(5−12歳頃)で乳歯が永久歯に生え変わりますが、
犬は約2ヶ月間で生え変わりが終わります。
その時期が生後5−7ヶ月齢です。
このとんでも無く早い生え変わりのこの時期に、
正しい生え替わりが起こっているかどうかを確認しておくことは非常に重要で、
この時期に対応すれば大きな問題に繋がらなかったのに、
お口の状況を見逃してしまったばかりに、
大きな歯並びの異常が起きて上顎に穴が空いてしまったり、歯が削れてしまったり、歯茎が傷ついてしまったり、歯周病になりやすくなってしまったりと、様々な問題が起こることがあります。
特に近年流行っている犬種であるトイプードルやチワワ、ポメラニアン、ダックスフントなど、小型犬種は乳歯のトラブルや噛み合わせのトラブルが頻発します。
まだ若いから大丈夫と思わずに、早めにお口の状態を診察されることをお勧めします。
この段階で治療を行うことで、将来的に大きな問題になることを防げることは多いです。
また若いうちから歯ブラシ週間を身につけておくことも非常に重要ですから、歯ブラシのご相談も合わせてされるとよろしいかと思います。